【登場人物紹介】現時点では、文庫5巻までの内容が中心。

パタリロ:パタリロ=ド=マリネール8世
マリネラ王国国王。年齢10歳。身長140cm、体重36kg。誕生日4月1日。牡牛座。血液型RH±ヌル型。性格悪し。18の特技がある。糖尿病、高血圧、胃拡張。「殺すには熱湯をかけるしかない」(バンコラン談)。ゴキブリなみの強靱さと猫属なみの反射神経を兼ね備えている。タイムスリップ、時間を止めることが出来る。3歳でマリネラ小学校に入学、8歳でマリネラ大学入学。卒業まで1年しかかからなかった。大学では主席の座を争うほど、ずば抜けた知能を持っている。守銭奴。発明の天才。名探偵友の会会員。国王のくせに超ドケチでお金に目がない。特に小銭が大好き。本能的にギャグが身に付いており、駄洒落を連発しては回りに迷惑をかける。

バンコラン:ジャック=バルバロッサ=バンコラン。
イギリスMI6(英国軍情報部第六課)少佐。殺しのライセンスを持つダブルオー要員。見つめられると、どんな美少年も言いなりになってしまう、人呼んで「美少年殺し(キラー)」。長髪の黒髪。目の上には天然のアイシャドー。27歳。心はマライヒのものだが、超浮気者。世界中の殺し屋から命を狙われているが、決して殺されない。死神がスポンサーに付いている男。パタリロとは、ボディガードをやってからのくされ縁。

マライヒ。
クルクルっとした巻き毛を右眼の上に垂らしている少年。18歳。バンコランの愛人。小さい頃ラーケンに引き取られ、殺人の技を教え込まれる。かつては国際ダイヤモンド輸出機構の殺し屋。特にナイフ技が得意。最初はバンコランを殺そうとするが、バンコランに説得(?)され、ラーケンを裏切る。料理好き、家事好き、世話好き。超焼き餅焼き。バンコランの浮気に悩んではパタリロにおちょくられる。しかし、相談相手がパタリロしかいないというのもかわいそうな話である。

ヒューイット。
CIAの優秀なスパイ。バンコランの友人。射撃の名手。アメリカの千葉県、ノースダコタ出身の田舎もの。ロリコン。

タマネギ部隊。
パタリロお着きの武官集団。パタリロの身の回りの押せ和訳とは表向きで、実際は内閣と組んでマリネラ政府を実際に運営している。もっとも、内閣にはほとんど権限はない。パタリロが生まれて2ヶ月目のとき、エトランジェ王妃に頼まれ、パタリロがまともな人間の道を歩けるように見守るように頼まれ、相談して出来上がった特殊部隊。元々は陸軍や海軍、戦略研究室などのエリート。最初は6人で結成。現在では400人を越えている。タマネギ頭に眼鏡というメーキャップのため、誰にも注目されないが、素顔は皆美少年。平均年齢26歳。

スーパーキャット。
空を飛ぶ猫。スーパーマンと同じ出自の秘密を持つ、正義の味方のスーパー猫。アメリカ大統領とも対等に口のきける仲。料理はフルコース、別荘も持つほど、CMなどでお金を稼いでいる。

間者猫。
ときには狙撃者として、ときには破壊工作員として世界を股に掛けるプロ中のプロ。100%の確率で任務を遂行するフリーランスの“猫”。スーパーキャットの兄。不況の時は仕事が無く、落ちぶれかけたこともある。

バンザイぬいぐるみ。
いつもバンザイをしているネズミのぬいぐるみ。間者猫の従兄弟。

バンパネラネズミ。
歴史物に登場。巻き毛が可愛い。

警察署長。
マリネラの警察署長。ただのひょうきん者のように見えるが、その実態は……?

イヨマンテ=サンダース部長。
MI6部長。バンコランの上司。“稲妻のイヨマンテ”の異名をとるほど拳銃を抜く手は早いが、狙いは滅茶苦茶である。たまたま適当な人物がいなくて部長になることが出来た、運のいい人物。部長としての才能はまるでない。天丼中毒。

プラズマX。
パタリロが作った電磁人間。30万馬力で空を飛び、目からビームを発することができるが、言葉を喋ることは出来ず、国語能力に問題あり。

シバイタロカ博士。
パタリロの変装の一つ。シュバイツァー博士の又従兄弟。この姿に変装すると、性格が一変し、金儲けに興味がなくなる。

フリッツ=フォン=マンテル博士。
パタリロの変装の一つ。世界的な犯罪者という設定らしい。

ヒギンズ3世。
前マリネラ国王。パタリロの父親。心不全のため死亡。女好きで、世界中に隠し子がいるらしい。

エトランジュ。
ヒギンズ3世の妻。パタリロの母親。北欧の小国の出身。貴族の出らしい。パリに留学中、たまたまパリに訪れていたヒギンズ3世に見初められて結婚。ヒギンズ3世とは30歳近く年下。体が弱く、スイスのサナトリウムで暮らしている。バンコランに思いを寄せている。

デュラン=ド=ラーケン伯爵。
ダイヤモンド輸出機構ナンバー2。マリネラを機構に再び加入させようとエトランジェを誘拐し、マライヒを使ってバンコランを殺害しようとするが結局失敗し、エトランジェに殺される。

ザカーリ。
天才タロット占い師。占いで外れたことはない。あまりにも感じやすい体質を持つ。

カール=グローブナー。
かつての大英帝国陸軍元帥。家出をしたバンコランを情報部入りさせた。引退後、死亡。享年7。

デミアン=ナイト。
情報部の養成所でバンコランの先輩。29歳。バンコランの最初の恋人。

マデリーン。
パタリロの従姉妹。ヒギンズの弟とミリオネア公国の女王が結婚し生まれた一人娘で時期女王。14歳。パタリロの初恋の人。

【パタリロ事典】
マリネラ:常春の国。一年中春という季候の良い国。南海に浮かぶ小島。島の形は佐渡島によく似ているが気のせいである。世界でも指折りのダイヤモンド鉱山を持ち、裕福な国。そのため、国民に税金はない。

国際ダイヤモンド輸出機構:世界中のダイヤの取引を一手に取り仕切っていたところ。組織が勝手にダイヤの根を吊り上げて私腹を肥やしているのに腹を立て、マリネラは組織から脱退し、独自にダイヤを売りさばくようになった。それ以来、パタリロは機構に命を狙われるようになった。

「常春の国マリネラ」:作品の9割はこの言葉と景色で始まる有名なオープニング。ちなみに右側に見えている岩はただの岩。太陽は沈むときも昇るときもある(当たり前か)。夜の景色や逆さの景色、上から見た景色などのバージョンもある。

【パタリロの18の特技】
・口から飲んだ水を耳から出すことが出来る。
・人間コンピュータ。一度見たら忘れられないカメラのような記憶力とすぐれた計算能力を持つ頭脳がある。
・ゴキブリ走法で時速80kmを出すことが出来る。2時間走っても平気。カサカサカサという音が特徴。分身術
・霧や暗闇の中でも、超音波で障害物を探知しながら走ることが出来る。
・猫の鬘をかぶると、警察猫として匂いで犯人を追うことが出来る。
・クックロビン音頭:もともとはマザーグースの童謡。パタリロが考案した踊り。超お気に入りで、何かにつけて突然踊り出す。これをやると心和やかになり、健康的な明るい生活が送れる。それは、自律神経の乱れを押さえ、精神に活力を送り込むといわれる、ヨガの浮易のポーズが取り入れられている……らしい。


【参考文献】
 パタリロ! 1〜25巻 白泉社文庫        (以後、文庫○巻と略す)
 パタリロ! 1〜70巻 白泉社 花とゆめコミックス(以後、単行本○巻と略す)

 

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